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【写真】株式会社ベガコーポレーション 代表取締役社長 浮城 智和

株式会社ベガコーポレーション

代表取締役社長

【サイン】浮城 智和

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。当社の第20回定時株主総会を開催いたしますので、ご通知をお届けいたします。

2024年3月期は、家具・インテリアに対する需要および国内EC利用に対する需要、ならびに越境EC利用に対する需要は引き続き堅調に推移しましたが、歴史的な円安情勢が続く中、家具・インテリアEC事業のLOWYA(ロウヤ)及び越境ECプラットフォーム事業のDOKODEMO(ドコデモ)の両事業を取り巻く事業環境は、大きく変化を続けております。

主要事業であるLOWYAにおきましては、創業以来ネット専業で事業を行ってまいりましたが、新たに、これまで培ってきた集客力、商品デザイン力及び価格優位性といった強みを活かしつつ、ネットとリアルを融合した事業モデルへ転換し、当社初となる実店舗を2023年4月に福岡県福岡市に開業し、その後も2023年12月に大阪府大阪市、2024年2月に愛知県名古屋市と、当事業年度において3店舗を開業いたしました。1店舗目の開業以降、実店舗によるLOWYA旗艦店への好影響も少しずつ見受けられており、OMO型D2Cビジネスの確立に向けた検証も継続的に行ってまいります。今後もお客様に繋がるチャネルの多様化に取り組み、ブランド認知度を向上させ、お客様の様々なニーズに柔軟に対応してまいります。

損益面におきましては、当事業年度中から利益率改善の取り組みとして、販売促進費や広告宣伝費の抑制を実施した影響で売上高は前期比95.9%となりました。また、円安の影響により原価率が悪化する中、マーケティングコストの削減を中心に、従前より取り組んでいる在庫適正化や適正配送による在庫圧縮、配送費削減の取り組みを継続するとともに、人件費及び固定費の削減にも取り組んだ結果、販売管理費率の改善が実現し、増益となりました。

DOKODEMO事業におきましては、前事業年度からのインバウンド消費動向の変化に伴い、流通総額も減少傾向となり、前期比54.8%となりましたが、当事業年度中からマーケティングコストの抑制等の取り組みにより利益改善が実現し、下半期においては黒字化を達成しました。また、出店者の品揃え充実支援やマーケティング施策等の実施により、会員数及びアプリダウンロード数は順調に増加しており、流通総額拡大に向けて引き続き取り組みを進めてまいります。

株主の皆様には、今後とも格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

OMO:Online Merges with Offline:オンラインとオフラインの融合

2024年5月
代表取締役社長 浮城 智和