Project Story
05
システム開発プロジェクト
System Development Project

現場と共につくる
発注支援システム

システムと事業部が協同開発した発注支援システムのプロジェクトについてご紹介。
職種や役職の垣根を超えて開発し、全社表彰された2人に話を聞いてきました。

藤井 直人

大学院を卒業後、医療従事者として病院に勤務していたが、SIer(システムインテグレーター)のエンジニアに転身。その後、ベガコーポレーション入社し、現在は発注支援システム、受注支援システムなど幅広く担当している。

門田 三菜子

大学を卒業後、新卒4期生としてベガコーポレーションに入社。入社後2年半発注の領域に携わり現在は発注G長として在庫管理の最適化に関わるだけでなく、メンバー育成など様々な領域に携わる。

システム化で課題を解決し、想いを実現する

――発注支援システムプロジェクトについてお聞かせください

藤井直人(以下、藤井):発注する商品や数量を算出する仕組みがシステム化されておらず、現場の発注担当に大きな負荷が掛かっていました。発注と一言で言っても、商品がなくなったから補充するというような単純なものではありません。国内外の情勢、過去の売り上げ、入荷までのリードタイムなど様々な情報やデータを基に発注をするわけです。発注の精度を高めるということはユーザーにとっても現場にとっても非常に嬉しいことだと思います。少しでも現場の力になれればと、業務に携わりました。

門田三菜子(以下、門田):私たち発注担当としては、「ユーザーが欲しい時に、最短の日数でかつ低価格で商品を提供したい」という想いがありました。しかしながら、この想いを実現しようとした際に、発注コストが増加したり、メンテナンスコストが増加したりと課題が山積みです。これらの課題を解決し、想いを実現するためには発注のシステム化が大きなカギを握っていました。

「現場視点」に立って解像度を高める

──開発において大切にしたことはありますか?

藤井:一番重きを置いたのは「現場視点」です。依頼があった当初は発注管理という言葉自体が新鮮でした。今まで関わったことのない領域で右も左も分からない中、依頼内容を受け取ったのが始まりです。プロジェクトに関わるからには、良いものを作りたいという想いが大きかったため、まずは現場のことを知るという姿勢で取り組みました。

門田:藤井さんが会議にいた時は正直、驚きました。要件定義などのすり合わせの会議で、システム側のエンジニアとビジネスサイドの人が同席するのは当然かもしれません。しかし藤井さんが参加していたのは現場で日々実施されている発注の数量について話し合う会議です。発注担当者がどのような考えで発注をしているのかという視点で真摯に現場の業務に向き合い、コンテナの会議にも参加してくださいました。

藤井:私が大切にしていた視点が「もし自分が発注する立場ならどうしたいか」という視点です。その点、コンテナに関する会議に参加することで発注側がシステムに求めている機能がより解像度が高く理解することができたと思います。

門田:お話の機会が増えるうちにシステムに対する理解も深まったので、目線合わせもしっかりとできていたと思います。どんな機能が欲しくて、どんなことに困っているのか。負荷となっているものはどこなのか。システム側で解決ができそうなことなのか。ユーザーのために「欠品」という二文字を少しでも減らすことを目標にお互い理解し合い課題に向き合いました。

藤井:そうですね。欠品というのはユーザーにとって嬉しい状態ではありません。当たり前かもしれませんが一番大切なユーザーの方々にストレスなくLOWYAというサービスを利用していただく。そのためには現場の発注担当の方々がスムーズかつ正確に発注できる状態を構築する必要がありました。このような考えを実際にカタチにしたものが、適切な発注数を管理するための「在庫監視アラート」や「発注アラート」という機能になります。

「貢献できている」という実感
最後まで見届けること

──自社開発ならではの醍醐味は何でしょう?

藤井:様々な領域に携わることができるため、特殊領域への知見や技術の考え方の幅が広がることにあると思います。例えば、以前は受注管理システムに関わっておりましたので、CS(カスタマーサポート)に関する知識が得られましたし、今回は発注支援システムということで物流や貿易など幅広く知識を得ることができました。

門田:開発までのスピード感が速いことがチームとしては凄く助かりましたし、自社開発ならではだと思いました。開発の工程でお互いの視点でフィードバックや意見交換することが頻繁にあり、無駄な機能追加など目的に対しての遠回りが少なかったですね。

藤井:作ったものを最後まで見届けることができるのも魅力の一つです。前職では受託開発をしていたので開発したものがどのように使用していただけているのか。不具合はないのか。貢献できているのか。様々な点が気になっておりました。現在は開発したものがどのように使われているのかが見えるため、改善すべき点がすぐに分かります。やはり、現場に実際に貢献できているという実感が持てることが何よりの楽しさです。それだけでなく、社員総会では門田さんと共に表彰していただけたのはいい経験になりました。現場だけでなく、会社にも貢献できていたんだという実感にも繋がりました。今後も部署の垣根を越えて連携していきたいです。

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